元号が「令和」となってすでに4年目となります。
平成天皇の生前退位は歴史上初めての出来事でしたがそれを受けられた陛下の心境、また実際にご自身が天皇となられてからの環境の変化への対応の困難さは想像を絶するほどだと思われます。
新型ウイルスのまん延や自然災害、また姪の小室眞子さんの結婚騒動など即位された途端に起こる問題の数々にさぞ心を傷めておられるのではないでしょうか?
いつも国民に寄り添われてきた皇室、そして令和天皇徳仁さま。
誕生日ごとの会見からそのお心のうちをみていきたいと思います。
天皇誕生日会見2022年(令和4年)の会見では何を語る?
令和になり天皇誕生日は2月23日へと変更になりました。
令和元年末、12月23日(木)が祝日ではないと知った時には愕然とした人も多かったのではないでしょうか。
実際には天皇の即位日の関係で2019年(令和元年)には天皇誕生日がありませんでした。
そのため初めての令和天皇誕生日会見は2020年(令和2年)の2月となります。
この時から慣例に従い令和天皇徳仁さまがお誕生日会見を行なわれることとなりました。
今回は天皇誕生日会見を遡る形で令和天皇徳仁さまのお心の変化を考えていきたいと思います。
2022年(令和4年)新年にあたっての会見
令和4年の天皇誕生日会見はまだこれからですが新年にあたっての会見は以下のようでした。
この新年にあたっての会見では皇后雅子さまもご一緒にお言葉を述べられました。
皇室からの発信として変わらず国民の気持ちに寄り添った会見となっていました。
新型ウイルスや自然災害に国民が苦しめられている姿に天皇陛下も心を傷めておられるお言葉が印象的です。
天皇陛下は今年の誕生日会見で何を話されるでしょうか。
会見が行なわれましたら追記したいと思います!
天皇誕生日会見2021年(令和3年)の会見の特徴は?
前年の2021年、61歳になられる誕生日会見を見てみましょう。
この年は皇后陛下の体調に配慮し天皇陛下おひとりでの会見でした。
やはり2020年より続く新型ウイルスによる国民生活への影響についてが主な内容ですが、この年の会見で初めて2021年秋の結婚により皇室を離れた小室眞子さんについて言及しています。
天皇陛下としてご自身の誕生日会見の中で個人の結婚について触れられることは異例ともいえるのではないでしょうか。
もちろん秋篠宮家の長女眞子さまとしてとらえれば上皇后陛下の初孫にあたりますし、天皇陛下にとっても初めての姪となります。
だからこそその結婚に際しては日ごろから気にかけておられたでしょうし、また幸せを願ってもおられたことでしょう。
今になればこの会見でお話しになられたような「国民が納得のいくような状況」とは程遠い形での結婚、渡米となってしまったことは残念極まりなく思われているのではないでしょうか・・・。
天皇誕生日会見2020年(令和2年)の会見は実質初めて
令和元年は天皇誕生日の日にちの関係で「天皇陛下誕生日会見」がありませんでした。
そのためこの2020年(令和2年)の会見が実は令和天皇徳仁さまとしての初めての誕生日会見となります。
まず映像を見てみましょう。
初めに前年の即位後上皇となられた昭仁さまへの感謝と尊敬のお言葉を述べられています。
その後ご自身の天皇としての在りよう、皇室のあり方としての国民へ寄り添う姿勢などが話されます。
皇后となられる雅子さまの体調についても言及されており、続けてご家族へのお気持ちを述べておられます。
この時にはまだ新型ウイルスの脅威はそれほどではなく、夏に予定されていたオリンピック、パラリンピック東京大会への期待もみられました。
毎年何らかの自然災害が起きる日本ですので、そうした災害で被害を受けた国民に対してもお見舞いと寄り添う姿勢をみせられました。
こうして天皇としての初めての誕生日会見を無事に終えられてホッとされたのではないでしょうか。
天皇誕生日の会見はどのような変化を遂げた?
ここまで令和の誕生日会見を遡って見てきましたが、天皇陛下の心情にどのような変化があったでしょうか。
まず新型ウイルスについてですが、初めての会見となる令和2年の2月にはまだ人々の中にそれほど脅威は芽生えていませんでした。
この誕生日会見の数日後に学校閉鎖などの策がとられてはいますが、まだ市中感染というほど拡がってはいなかったと記憶します。
この時点ではオリンピック、パラリンピック東京大会の中止や延期は決まっておらずその後の政府の色々な施策により世の中に変化がもたらされることとなります。
それに対して令和3年の会見は主に新型ウイルスに苦しめられる国民を気遣うお言葉が多くなりました。
また大きな災害の続いた年でもあり、感染防止対策により一般参賀など直接国民に語り掛ける場が設けられない中での天皇陛下の苦悩はいかほどかと思います。
また、この年の会見で初めて小室眞子さんについて言及されました。
言うなれば身内の混乱ともいえる秋篠宮家の縁談について触れざるを得なかった天皇陛下のお心はいかばかりだったでしょうか・・・
歴史上初めてといえる天皇陛下の生前退位をご決断された昭仁さま、そして受け入れ継承される徳仁さま。
今後も象徴としての天皇、そして皇室のあり方を天皇陛下が身をもってお示しになられるのでしょう。
天皇誕生日他、会見一覧
年月日 | 年齢 | 主な内容 |
2020年(令和2年)2月21日 | 60 | 生前退位、即位について。ご家族の安寧。国民への寄り添い。 |
2021年(令和3年)2月19日 | 61 | 新型ウイルスの脅威と国民生活へのご心配。初めて小室眞子さんについて触れる。 |
2022年(令和4年)1月1日 | 61 | 新型ウイルスのオミクロン株についてのご心配。国民へ向けてのお見舞いを述べられる。 |
2022年(令和4年)2月某日 | 62 | 陛下は何を語られるか!? |
天皇誕生日会見まとめ
平時より国民へ寄り添っていらした天皇陛下、そして皇室。
誕生日ごとの会見でもご自身についてよりまず国民へのお言葉が目立ちます。
昨年はオリンピック、パラリンピック東京大会への期待、また混乱を極めた姪の小室眞子さんへの言葉もありました。
新型ウイルスの第6波に日本中がさらされている中で2月のお誕生日会見を迎えられます。
いま令和の天皇陛下徳仁さまの胸中にはどのような思いがおありでしょうか・・・。
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