はやぶさ2が探索している
小惑星リュウグウ。
その小惑星リュウグウの
地球と比べた大きさや
形、表面、位置を図解で
わかりやすくお話していきましょう。
小惑星リュウグウの大きさは?
大きさは直径870m。
なんと単位はメートル。
1キロメートルもありません。
有名どころの惑星と比較してみましょう。
大きさ | 地球との比較 | |
地球 | 12,742 km | 1 |
太陽 | 1,391,000 km | 10.3倍 |
火星 | 6,779 km | 53% |
水星 | 4879km | 38% |
リュウグウ | 870m | 0.007% |
イトカワ | 313m | 0.002% |
もっと分かりやすく
地球の建造物と比較してみましょう。
まさしく単位がメートルなので
地球上で最も高いとされてる
スカイツリー634mと比較。
東京スカイツリーの約1.4倍の高さ。
東京タワーの2.2倍の高さです。
こうしてみると
とっても大きさの想像がしやすいです。
また太陽系の惑星と比較すると
大きい順から[木星]→[土星]→[天王星]→[海王星]→
[地球]→[金星]→[火星]→[水星]→[月(地球の衛星)]→リュウグウ
です。
左から3番目にあるのが
地球です。
小惑星リュウグウはどの位置にある?
リュウグウは火星の隣に位置しています。
リュウグウの軌道はイトカワの軌道と似ています。
地球と火星の間を公転するような軌道をとっています。
赤い軌道がリュウグウの軌道です。
小惑星リュウグウの形は?
はやぶさ2から届く情報によって
形状がはっきりとしてきました。
四角いサイコロのようも見えます。
どんな表面をしているの?
はやぶさ2が降りるのも一苦労なくらいの
凹凸具合。
撮影された画像を見てみましょう。
ゴツゴツしていて
隆起が激しい事がわかります。
地球のように水は存在するの?
リュウグウには地球でいう液体の水はありません。
分析は分子レベルで行われます。
リュウグウは炭素を含む
「C型小惑星」と考えられています。
リュウグウの表面物質には
見た目は黒い灰やススのような
炭素C分子を含む有機物が
1%程度含まれていると
考えられています。
その他、さらにわずかに存在すると
考えられている物質があります。
アミノ酸、カルボン酸、核酸塩基
アルコールなどです。
本当のところは
もちろんわかりません。
はやぶさ2が採取している物質の解析を
期待しましょう。
そのほか、リュウグウの重力について
知りたい方はこちらをご覧ください。
さらにはやぶさ2が成功させた
クレーター作成実験の目的について
知りたい方はこちらをご覧ください。
はやぶさ2の地球への帰還を楽しみにしましょう
無限の可能性を秘めた宇宙。
そしてその第一歩となる
リュウグウの解析も
どんどん進んでいます。
無事に帰還するのも
大変なはやぶさ2。
いろいろな新しい発見に
期待しながら無事の帰還を待ちましょう。
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