2022年大河ドラマ【鎌倉殿の13人】主演 小栗 旬
「鎌倉殿の13人」の時代背景は源平合戦後から鎌倉幕府の誕生、その権力争いの中で野心とは無縁だった男が頂点に登る、二代執権北条義時の物語です。
脚本が三谷幸喜であることと、北条義時の初恋の人、八重役に大河ドラマ初出演の新垣結衣の出演が決まった事でも話題になっている作品です。
鎌倉殿の13人の脚本は三谷幸喜
三谷幸喜は小学生の時から脚本を書いていて、脚本家として舞台、ドラマ、映画を中心に、様々な仕事をしてきました。
三谷幸喜の大河ドラマ執筆は今回の【鎌倉殿の13人】で三作目となります、過去2作品は
2004年の「新選組」2016」年の「真田丸」を執筆しました。
三谷幸喜はタイトルについて、「今までなかったようなものにしようと思い、このタイトルになりました」と明かした。
小栗旬が主演ということについて
「小栗さんが主演というのは大河ファンの僕がまず見たかったんです。だからすごく楽しみです」とコメントしています。(NHK公式ホームページ)
NHK公式ホームページ
鎌倉殿の13人とはいったいどのような内容なのか、少しまとめてみたいと思います。
鎌倉殿の13人あらすじ
平安時代末期から鎌倉時代前期を舞台に源平合戦と鎌倉幕府が誕生する過程で、源頼朝は「鎌倉殿」と呼ばれるようになり、1199年に征夷大将軍になります。
二代目源頼家が征夷大将軍になったのは1202年7月のこと、しかし1219年1月に三代目の源実朝が暗殺されてしまいます。
その後、九条頼経が鎌倉殿として迎え入れられますが、まだ幼かったので北条政子が後見人になります。
以後、「吾妻鏡」では北条政子を鎌倉殿として扱っていたようです。
「吾妻鏡」とは別名「東鑑」ともいい鎌倉時代に成立した日本の歴史書です。
「鎌倉殿の13人」とは二代源頼家の時代に作られた政策「13人の合議制」の構成員のことです。
合議制の構成員のうち4人は京都出身の官僚、8人は経験豊かな御家人、そして38歳という若い北条義時でした。
義時が構成員に名を連ねたのも父北条時政と姉の北条政子の影響ではないかと言われていますが、時政と義時はほかの御家人と違い官僚に近い立場であったという説もあります。
タイトルの「鎌倉殿」とは鎌倉幕府の将軍のこと、源頼朝が謎の死を遂げた後13人は激しい内部抗争を繰り広げるのです。
13人中もっとも若かった北条義時が生き残り、権力を手中に収める姿を描いた作品です。
2022年、大河ドラマ「鎌倉殿」の13人主演である小栗旬の、今回の役と過去の出演回数
意外と知らない人が多いかもしれないのが、小栗旬が子役出身であることです。

内田有紀に会いたいという一心でなんと小学生の時に子役デビューしていたんですね。
11歳(小学校6年生)で芸能界デビューして、12歳の時大河ドラマ「八代将軍吉宗に」徳川宗翰役として初出演しまた。
第44話で第五代水戸藩主徳川宗翰として1話だけでしたが、登場していたんですね。
翌年の大河ドラマ「秀吉」では石田三成の幼少期である「佐吉」を演じています。
この事は「天地人」で石田三成を演じることが決まった時に、初めて告白したようですね。

そして、2009年の「天地人」では主人公直江兼続の親友の石田三成を演じました、当時26歳で共に義を重んじる姿が印象的でした。死の直前、直江兼続へ送られた遺言「我の義を、後世に伝えよ」は名言となっております。
佐吉を演じた小栗旬が成長してから石田三成を演じる、偶然とはいえ何か感慨深いものを感じてしまいますね。

1995年の徳川宗翰から始まり、小栗旬の大河ドラマ出演は8回目、下にに分かりやすく表にしてみました。
年 | 大河ドラマ作品名 | 役名 | 脚本家 |
1995年 | 八代将軍吉宗 | 徳川宗翰 | ジェームス三木 |
1996年 | 秀吉 | 石田三成の幼少期 | 竹山洋 |
2000年 | 葵徳川三代 | 細川忠利 | ジェームス三木 |
2005年 | 義経 | 梶原景季 | 金子成人 |
2009年 | 天地人 | 石田三成 | 小松江里子 |
2013年 | 八重の桜 | 吉田松陰 | 山本むつみ、吉沢智子、三浦有為子 |
2018年 | 西郷どん | 坂本龍馬 | 中園ミホ |
2022年 | 鎌倉殿の13人 | 北条義時 | 三谷幸喜 |
2009年の「天地人」ではかつて幼少期を演じた石田三成を演じました。そしての今回の「鎌倉殿の13人」で合計8回も出演しているんですね。
三谷幸喜の脚本での出演は「鎌倉殿の13人」が初めてですが、今回北条義時を演じるにあたり小栗旬は以下のように心境をかたっています。
「1年半という長期にわたり1本のドラマに出演する大河ドラマは俳優として1度は経験したい、俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦です、恐れさえ覚える覚悟のいる仕事です。
NHK公式ホームページ
また「三度目の三谷幸喜の大河ドラマの脚本執筆に、どんな義時像になるのか、どうすれば皆さんの期待を裏切らない義時を演じられるのか、今からワクワクしています。」とコメントしています
NHK公式ホームページ
とコメントしています。
小栗旬にとっては8度目の大河ドラマ出演でもありますが、三谷幸喜の脚本というのが意欲をかき立てる要因になっているようですね。
2022年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 西田敏行
2022年の鎌倉殿の13人で、後白河法皇役として出演する西田敏行は今回で14回目の出演になります。
小栗旬の倍近い出演回数さすがベテラン俳優、西田敏行は「俺が演じた後白河法皇が真実だ!というくらいのリアリティをもって演じたい」と強い意気込みを語っています。
日刊スポーツ

そして、「三谷幸喜流のアイデア、独特のユーモアセンス、歴史観、人生観が相まった脚本になってくると思います。役者としてフィールドを広げ、堂々と受けて立ちたい」とコメントしています。
日刊スポーツ
そんな西田敏行の出演した大河ドラマを分かりやすく表にしてみました。
どれも歴史的に重要な人物ばかりですね。
放送年 | 作品名 | 役名 |
1972年 | 新・平家物語 | 北条義時 |
1973年 | 国盗り物語 | 弥八 |
1977年 | 花神 | 山県狂介 |
1981年 | おんな太閤記 | 豊臣秀吉 |
1984年 | 山河燃ゆ | 天羽忠 |
1988年 | 武田信玄 | 山本勘助 |
1990年 | 翔ぶが如く | 西郷隆盛 |
1995年 | 八代将軍吉宗 | 徳川吉宗 |
2000年 | 葵徳川三代 | 徳川秀忠 |
2003年 | 武蔵MUSASHI | 内山半兵衛 |
2006年 | 功名が辻 | 徳川家康 |
2013年 | 八重の桜 | 西郷頼母 |
2018年 | 西郷どん | 西郷菊次郎 |
2022年 | 鎌倉殿の13人 | 後白河法皇 |
今回の西田敏行の役は平清盛に幽閉されて政院を停止され源頼朝に助けを求める「日本一の大天狗」後白河法皇を演じます。
後白河法皇とは平安時代末期の第77代天皇で鳥羽天皇の第四子として生まれました。
退位後は戦乱が相次ぎ、何度も幽閉、政院停止に追い込まれます、新しく成立した鎌倉幕府とは多くの問題を抱えていましたが協調し、その後の朝廷と幕府の関係の基礎を築いた人物です。
歴代の大河ドラマで出演頻度の最も多い俳優は誰?
最も出演回数の多い俳優は西田敏行です、その回数14回まさにミスター大河ドラマとよぶに相応しい実績です。
そのうち、西田敏行が主演しだった作品は4作品です。
50以上にわたる大河ドラマの歴史の中で4度も主演を演じているのは西田敏行だけで、出演回数、主演回数ともに文句無しの1位ですね。
その次に来るトップ2位は石坂浩二、11回出演しています、そのうち主演は3回、こちらも文句無しの2位ですね。
ここで出演回数が多い俳優を表にしてみました。
順位 | 出演回数 | 名前 |
1位 | 16回 | 江守徹 |
2位 | 14回 | 西田敏行 |
3位 | 11回 | 石坂浩二 |
4位 | 10回 | 近藤正臣 |
5位 | 9回 | 緒形拳、 |
6位 | 9回 | 高橋英樹 |
7位 | 7回 | 平幹二郎 |
8位 | 6回 | 役所広司 |
9位 | 5回 | 渡辺謙 |
よくよく調べてみると出演回数で1位は江守徹でした、西田敏行は2位以降先程の順位が繰り下がってしまいました。
しかしながら、主演を演じた回数は西田敏行がだんとつの1位、やはりミスター大河ドラマと呼ぶに相応しい実績ですね。
2022年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」主演の小栗旬についてのまとめ
気になる小栗旬と西田敏行の共演回数ですが、八代将軍吉宗、八重の桜他7作と今回の鎌倉殿の13人、他に映画1本の合計9回目、西田敏行から見た小栗旬の印象は「手足の長い自由な奴」だそうです。
西田敏行らしいユニークな表現ですね
小栗旬と西田敏行のプロフィールを表にしました。
西田敏行 | 小栗旬 |
1947年11月4日生まれ | 1982年12月26日生まれ |
73歳 | 38歳 |
蠍座 | 山羊座 |
B型 | O型 |
身長166cm | 身長184cm |
福島県郡山市 出身 | 東京都小平市 出身 |
俳優 | 俳優 |
ごらんのとおり倍近く歳が離れた二人、でも小栗旬は既に8回目です。
小栗旬が73歳になるころには出演回数で西田敏行を追い越すかもしれませんね
西田敏行には小栗旬の子供時代を知っているだけに成長した彼には何か特別な感情があるかもしれませんね。
小栗旬の今後の活躍が楽しみです。
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