トランプ大統領の来日2日目の5月26日はおもてなしの日。
前中はゴルフを楽しみ夕方からは千秋楽の大相撲を
升席で椅子に座っての観戦。
国賓は来賓席での観戦が恒例であり升席での観戦は異例。
升席となれば警備のため買占める必要があります。
ではその升席買占め料金はいくらなのでしょうか。
また座布団に座るのではなく椅子での観戦も過去にはない
出来事で異論の声も上がっています。
トランプ大統領が優勝力士に土俵でトロフィーを授与する大統領杯…
これまた異例のはからい。
これらの異例ばっかりの出来事についてお話していきましょう。
トランプ大統領が相撲観戦時間は?
トランプ氏の観戦が幕内終盤の3番となる可能性が浮上
と共同通信で報じられています。
幕内終盤の3番というと大相撲の後半。
しかしながら優勝を決めた朝の山関の取り組みが最後から5番目だったので
急遽最後の5番を見られました。
26日の千秋楽では結び3番を残して「三役揃い踏み」が行われいます。
その時間が17時00分。
「三役揃い踏み」では東西それぞれ三人の力士が土俵に上がり、
扇の形で正面を向き三人そろって四股を踏む儀式です。
この儀式により場内の雰囲気は最高潮に達する大相撲を盛り上げる儀式です。
トランプ大統領はこの「三役揃い踏み」の2番前から
観戦され合わせて5番観戦されました。
トランプ大統領の警備のために買占められたマス席の料金はいくら?
トランプ大統領の来賓席ではなくマス席での観戦はトランプ氏のたっての希望。
しかも、正面1~3列付とマス席の中でもその場所まで指定。
リクエストに日本が答えた形になります。
当初は更に前のたまり席(砂かぶり)を希望。
勢い余った力士が飛び込んでくることもあるので、安全のため正面マス席になった
トランプ大統領だけの席を確保すれば良いわけではなく
警備担当者用の席と警備のために一般客を入れないための席確保が必要となります。
となれば正面のマス席のおよそ8割をトランプ大統領のために抑えることとなります。
マス席はAからCまでのランクがあります。
また、マス席は1マス4人がけの席となります。
正面のマス席Aは154マス。
正面のマス席Bは116マス。
正面のマス席Cは82マス。。
マス席の種類 | 料金 |
マス席のA席 | 11,700円 |
マス席のB席 | 10,600円 |
マス席のC席 | 9,500円 |
全てのマス席は1408席。そのうち1000席を抑えるということなので
マス席のC席の分の328人とマス席Bの80人分、合わせて408人分の
マス席の確保が少なくていいということになります。
マス席のA席の料金11,700×154マス×4人=72,007,200
マス席のB席の料金10600×(116マス×4人-80)=3,985,600
合計11,192,800円。
なんと1120万円程度分の席を
トランプ大統領の為に確保することとなります。
実際に1120万円を国が支払うというわけではなく
協会側が確保して後援会などを通して身内販売された
のではないでしょうか。
政府が宿泊費や交通費など2500万円程度の滞在費を負担して
国賓をもてなされています。
トランプ大統領の場合も多少多くなったとしても2500万円程度の枠が
広がることはないと考えられます。
販売規制はマス席だけにとどまりません。
当日自由席も中将の約半分の販売になります。
大人2,200円、子供(4歳~15歳)200円。
自由席は、2階イス席の全方面・14列目。
14列目は一方向につき100人程度入場出て4方向あるので
自由席の販売は400枚程度。
その半数程度に制限されるので200人分の自由席の料金
つまり44万円が減収ということになります。
さらに大広間で行われている「国技館ちゃんこ」と「ベビー休憩室」は休業。
国技館内で提供されているちゃんこ鍋も食べられません。
様々な点で減収に繋がっていくわけです。
トランプ大統領が宿泊されているのはパレスホテル東京。
その価格とどんなお部屋にお泊りになるのかまた朝食メニューについて
ご覧になりたい方はこちら。
[blogcard url=”https://perlman2020.jp/nwes-palace-hotel-tokyo-tranpu/”]
トランプ大統領が来日2日目の夕食は炉端焼き。
どんなお店でおもてなしされたのか御覧になりたい方はこちら。
[blogcard url=”https://perlman2020.jp/nwes-robatayaki-inakaya-tranpu/”]
トランプ大統領歓迎晩餐会のメニューと異例のおもてなし料理について
ご覧になりたい方はこちら。
[blogcard url=”https://perlman2020.jp/nwes-dinner-party-menu-tranpu/”]
トランプ大統領はマス席が椅子を使って相撲観戦
開場前は黒い膜で覆われたマス席に備え付けられた椅子。
実際に座わられたお姿はこちら。
応接間に使われるような肘付きVIP椅子が備え付けられました。
トランプ大統領の観戦されている様子の動画はこちら。
トランプ大統領が土俵に上がって優勝力士に授与する大統領杯ってなに?
トランプ氏は4月、大相撲について「ずっと興味深いと感じてきた。優勝者にトロフィーを渡す」と話していた。
と報道されています。
トランプ大統領が優勝力士に土俵でトロフィーを授与することを大統領杯と言います。
トランプ大統領は土俵に上がりたかったのです。
大統領杯の事例は過去にも実はありました。
相撲好きの親日家として知られたシラク元仏大統領。
「フランス共和国大統領杯」が2000年に創設され2007年まで幕内優勝力士に
毎場所贈られていたことがあります。
しかしながらシラク大統領自身が土俵に上ることはありませんでした。
実際に授与された大統領杯はこちら。
大統領杯で渡されるトロフィーは高さ約54インチ(約137センチ)
重さは60~70ポンド(約27~32Kg)。
トランプ杯ではなく大統領杯として千秋楽の前日に
2019年夏場所の優勝が決まった朝乃山関に贈呈されました。
大統領杯をトランプ大統領自身が土俵にくつのまま上がって授与。
これは総理大臣杯を授与された安倍総理大臣も同様でした。
しかも土俵にあがるのは大変なので特別に作られた
取り外し式階段も右端に取り付けられています。
至れり尽くせりの取りはからいでした。
マス席で椅子を使っての観戦と土俵でのトランプ大統領による大統領杯授与に賛否両論の声
相撲ファンのトマモト・マサル(73)はロイターの取材に対して
トランプ大統領が日本の伝統スポーツである相撲を観たいのなら、
椅子に座るよりも、座布団を敷いてあぐらで観戦する方がいいと思う
と語っています。
日本体育大学で相撲部の監督を務める斎藤一雄さんは
相撲は日本の伝統文化だ。大事なのは勝ち負けだけではない。
だからトランプ大統領がその相撲に関わり、
トロフィー(杯)を授与することは、いいことだ
と語っています。
トランプ大統領に観戦していただくのはよろしいのですが 土俵入りにあがりたいだの 相撲をとりたいだの わがままをおっしゃられたらどうするおつもりですか? エアフォースワン pic.twitter.com/FIGcyvULRl
— 紫桃 貴亮 (@takaaki_shito) May 25, 2019
トランプ大統領、今夕
観光旅行で大名行列さながらの人数引き連れて来日しますね異例のおもてなし、なんて笑わせる
収益ない異例の過剰愚接待でしょ
相撲観戦も赤ちゃんの授乳室迄閉鎖とか異常よ収益処か持ってくる手土産は
対日貿易赤字解消
農産品の関税引き下げ、撤廃要求
海外からも失笑報道 pic.twitter.com/RmZ7yNlC8B— みゆき (@m1238s) May 25, 2019
おもてなし終了後の日米首脳会談に期待
トランプ大統領の大相撲観戦が行われる時間。
トランプ大統領がマス席で椅子を使って観戦される異例ぶり。
さらに警備のために確保されたマス席と自由席の1200万円以上もの料金。
大統領杯を設けてトランプ大統領が土俵にスリッパで上がる異例ぶりについて
ご紹介してきました。
おもてなしで日米の友好を深めることは良いことですが
本題の日米首脳会談も日本とアメリカにとって有益なものとしていただきたいものです。
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