歌舞伎役者で俳優の市川猿之助さんは、5月18日両親と自殺を図り、両親は死亡し猿之助さんは意識がもうろうとした状態で発見されました。
同日5月18日に発売された『女性セブン』に掲載された記事の報道内容が事件の原因とされています。
市川猿之助さんの“セクハラ疑惑”を告発した記事でしたが、それが原因となり家族で自殺を図るような事件が起きたとなれば、報道のあり方に責任があったのではないでしょうか。
また、週刊誌記事に責任がある場合、記事を出版した会社側と執筆者側、どちらなのでしょうか
調査いたします。
この記事で分かること
・市川猿之助の事件の原因となった報道内容とは?
・市川猿之助の事件の原因の真相は?
・市川猿之助の週刊誌の報道のあり方に責任は問える?
・週刊誌の報道のあり方の責任は会社側と執筆者側どっち?
市川猿之助の週刊誌の報道内容が事件の原因?~報道内容まとめ

市川猿之助さんの週刊誌に報道された内容が家族の心中事件の原因とされていますが、その報道の内容をまとめます。
- 5月18日、『女性セブン』に市川猿之助さんの“セクハラ疑惑”の記事が掲載された
- 関係者が、市川猿之助さんからパワハラ・セクハラを受けたとコメント
- 劇場関係者は市川猿之助さんは絶対。性被害にあっても我慢するしかないと語る
5月18日に発売された、『女性セブン』6月1日号に掲載された記事、「歌舞伎激震の性被害!市川猿之助濃厚セクハラ」で関係者のコメントが載っています。
その関係者とは市川猿之助さんの舞台に立った経験を持つ役者で、猿之助さんとの関係性に苦悩していたと話しています。
過剰な性的スキンシップを受けていて、パワハラやセクハラの行為が日常であったとのこと。
内心では嫌がっても、これから猿之助さんの舞台に出れなくなることを考えると拒否できない状況だったそうです。
また劇場関係者のコメントは、師匠と弟子の関係、座長と役者・裏方の関係は絶対で、間違っても口答えできないとのことで、猿之助さんに指摘できる人は誰もいなかったようです。
“猿之助さんは無邪気に悪気なくやっている。性被害にあっても我慢するしかない”と語っています。
15日の夜、公演後の市川猿之助さんを記者が取材した時、それまで談笑していた猿之助さんは表情を変え、
「答える義務はない。」
と答えたそうです。
市川猿之助の週刊誌の報道内容が事件の原因?~原因の真相は?
『週刊文春』6月1日号、「猿之助“心中”『次の世で会おうね』悲恋と性加害全内幕」に報道発覚から事件にいたるまでの経緯が掲載されています。
記事に対し、強く対応する
女性セブン側は5月15日、市川猿之助さんを直撃し、5月18日に“セクハラ疑惑”を告発した記事が掲載されることを伝えています。
その直後から関係者が対応に動き、発売前日には猿之助さんが
「記事に対し、強く対応していこう。」
と話したそうです。
そして歌舞伎の興行主である松竹は、猿之助さんと共演した経験のある役者を告発者とみて事情を聞きだし、その役者は女性セブンの取材を受けた証拠となる資料を提供したとのこと。
セクハラを拒否したせいで猿之助さんの関わっている舞台に参加できなかったと打ち明けたそうです。
家族で話し合い「家族みんなで死のう」
5月31日付け「デイリー新潮」には、市川猿之助さんが警察の事情徴収で、5月17日の夜の自宅での経緯を話した記事が掲載されています。午後4時ごろから家族で話し合いを始め、結果が出たのは午後8時ごろだそう。
「こんなことを書かれたら生きていても意味がない。家族みんなで死のう。」
という結論にいたったそうです。
『女性セブン』は「第2弾」を掲載
一方『女性セブン』は、6月8日号に第2弾となる「宿縁と過ち」を掲載。
セクハラの情報を提供した人物がコメントしており、性的ハラスメントを告発したことが悲劇の一因になってしまったことは苦しいと語っています。
『女性セブン』のセクハラ報道が事件の引き金になったのであれば深刻な問題で、猿之助さんのプライバシーにも関わった情報もあることから報道のあり方が問われる事態となっています。
市川猿之助の報道のあり方に責任は問える?
報道のあり方には疑問を持つ声が上がっています。証言だけで、客観的な証拠がないということ。そして言論の自由、表現の自由だけで、プライバシーに関わるような記事を報道していいのかということです。
ただ、『女性セブン』は市川猿之助さんの“セクハラ疑惑”の報道に対し確信があるようです。
『女性セブン』の6月8日号ではセクハラを告発した関係者が、自分の告発によりこんなことになって苦しいと話す記事を掲載するなど、真実の報道だと確信しているようです。
真実を伝えるのがマスコミの仕事であるとすると、責任は問えるのかどうか難しい判断となりそうです。
とはいえ、報道のあり方やプライバシーに関わる記事によってこのような“心中事件”が起きたとなると、責任はどうなるのか。大きな問題と言えそうです。
市川猿之助の週刊誌の報道のあり方の責任は会社側と執筆者側どっちにあるの?
週刊誌の報道のあり方に責任があるとなった場合、その責任は、会社側の責任が大きいように思われます。
執筆者が他にいる場合もあるかも知れませんが、週刊誌の記事の執筆は社員が多いのではないでしょうか。
記事の掲載を決定するのは出版する会社であることから、責任は会社側にあると考えます。
報道の信ぴょう性はもとより、個人のプライバシーまで踏み込み、事件まで発展したとなると出版社側の責任は重大なものではないでしょうか。
市川猿之助の報道のあり方の責任に関するSNSの声
市川猿之助さんの報道内容、心中事件に関しては、SNSからも責任を問う声が多くあがっています。
多くの方が今回の報道は行き過ぎで、家族で自殺を図るような事態に追い込んだとなると、週刊誌側に責任があると考えているようです。
ますます過激になって来ている週刊誌の報道に、呆れているようなコメントも見られますね。
市河猿之助の週刊誌の内容が事件の原因?報道のあり方に責任あり!会社側か執筆者側どっち?まとめ
市川猿之助さんの『女性セブン』に掲載された“セクハラ疑惑”の記事が“心中事件”の原因だということは間違いなさそうです。
今回、報道が一因となって事件が起きていることから、報道のあり方に責任を問う声があがっています。
そして、その責任は出版社側にあると考えられます。
市川猿之助さんが回復し、警察の事情聴取に何を語るのか、そして歌舞伎への復帰はどうなるのか注目されます。
まとめ
- 市川猿之助の“心中事件”の原因は市川猿之助の“セクハラ疑惑”だった
- 事件の原因の真相は、報道を受け強く対応しようと語るが、家族で話し合い自殺を図る
- 週刊誌の報道の内容に責任は問えるのかは分からないが、多くの責任を問う声があがっている
- 事件が起きた原因が報道によるものだった場合、責任は会社側にあると考える
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