2021年1月初場所にて、埼玉県出身力士で初の優勝を果たした大栄翔関。
”愛犬をかわいがる姿がかわいい”と人気で、現在の相撲界ではアイドル的な存在の大栄翔関ですが、小学校から相撲を始め、2021年現在27歳。
高校は強豪校に進み、相撲人生は順調かと思いきや、その努力の裏には、大栄翔関を支えたご家族との絆と愛がありました。
そんな大栄翔関のお母さん、お兄さんとの感動エピソードをまとめてみました。
大栄翔がぽっちゃり母親似を画像で検証!
大栄翔関は1993年生まれで、母親の恵美子さん・兄の一直さんと3人家族で育ちました。

1歳の誕生日、お祝いされている真ん中の少年が大栄翔関、右が母親・恵美子さんで左が兄・一直さんです。
男の子は母親に似るなんて言われますが、この笑顔が現在の大栄翔関そっくりですよね。

もう一枚家族写真がありました。

こちらは、3歳上の一直さんの七五三参りで明治神宮を訪れた際の写真で、大栄翔関は1歳。
やっぱり恵美子さんと大栄翔関、似てますよね。
大栄翔と母親が過ごしてきた幼少期
女手ひとつで男兄弟二人を愛情たっぷり育てた母親の恵美子さん。
親孝行な息子が今回、幕内優勝という最高の恩返しをしてくれたと、涙ながらに喜んでいます。

恵美子さんは「今場所は今までにない連勝が続いて、ここまできたのが夢のようで実感が湧かなかった。本当にハラハラ、ドキドキで、口から心臓が出そうなくらいでした。」と大栄翔関への思いを語りました。
大栄翔関が小学校の時、恵美子さんはお弁当屋さんで働いていて、夜中に家を出て、朝6時に帰ってくるという生活をしていたそうです。
長年働いた恵美子さんは、膝に痛みが出て腰にボルトを入れる手術をしたりしたことも・・・。
しかし、息子達を育てた期間が辛かったと思うこともなく、本当に楽しかったと言います。
大栄翔関が高校生の時、寮の電話から「いつもありがとう」と電話をしてくれたことがとてもうれしくて忘れられないと語ります。
NHKの公式ツイッターにも大栄翔関と母親に関するインタビューが載っていました。
一般の方も、大栄翔関の心優しい姿に関心していますね。
大栄翔を支えた兄の存在
大栄翔関は3歳年上の兄・一直(かずなお)さんがいます。

小さいころ病気がちだった一直さんに比べて、お母さんいわく「病気知らずで健康体だった」という大栄翔関。
幼稚園卒園式用に買った靴は23センチ。
よく食べ、よく運動し、小学校高学年になるとランドセルに腕が通らなくなり、小学校卒業時には体重が102キロあったくらい大きかったそうです。
今回の優勝の際、一直さんは「(大栄翔関らしく)自分の相撲ができたことが優勝に繋がった」と弟の相撲を冷静に分析していました。
大栄翔を相撲の世界へ導いた感動の兄弟愛
大栄翔関は高校進学の際、相撲の強豪校である私立・埼玉栄高校に行きたいと自らが決断しました。
そのころ、県内の商業高校で簿記などの資格を6個取得していた兄・一直さん。
担任の教師からは進学を勧められ、奨学金も利用できたのですが、”二人同時の進学は母への経済的負担が大きい”と判断。
そして、兄弟二人だけで話し合いをしたそうです。
一直さんは、大栄翔関に「たとえ、けがで相撲が取れなくなっても卒業すればなんとかなる。だからちゃんと卒業はしてほしい」と話しました。
そして、大栄翔関はお兄さんの気持ちをしっかり受け止め、考えた末、「何があっても頑張る」という決断をし、一直さんは家計を支えるため、大学進学を諦めて就職したそうです。
そのことについて、一直さんは母親・恵美子さんに「(大栄翔関が)どうしてもこの高校に行きたいという意思があるなら、僕は大学行かなくていいよ、高3の時にコンビニでアルバイトをして働いてお金をもらう楽しさを覚えたから」と話したそうです。

一直さんが就職後、大栄翔関の学費や遠征費で、足りない分を自身の給料やボーナスから工面していたといいます。
母親・恵美子さんは「お兄ちゃんも気前がいいので。弟につぎ込もうという気持ちじゃないと思うけど、そういう部分ではいい兄弟愛だったのかな」と一直さんに感謝していました。
そして大栄翔関は2014年の新十両昇進後、自身の給料で家族を初めて食事に連れて行ったといいます。
そのことについて一直さんは「おいしいしゃぶしゃぶでした。うれしかったですね」と感慨深げに話していました。
弟の才能を信じ、自分の夢を変えてまで応援する兄の大きな愛が伺えるエピソードですよね。
ドラマで描かれるような素晴らしい兄弟愛だと思います。
ツイッターでも兄弟愛が話題ですね!
ちなみに、大栄翔の学歴については詳しくこちらの記事でご紹介しましたので、ぜひ御覧ください!

まとめ
さて、今回は2021年1月初場所にて優勝した大栄翔関のご家族について調べてきました。
3人家族で、一生懸命息子たちを育てたお母さんと、弟思いのお兄さんとの兄弟愛が大栄翔関を支えていたことがわかりました。
画に書いたような素敵なご家族でしたね。
今回の優勝が初の”親孝行”になりましたが、まだまだこれからも相撲界を引っ張っていく大栄翔関の活躍が期待できますね!
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