東京オリンピック閉会式終了の翌日8月9日、バッハ会長は突然”銀ブラ”を行い、その無神経な行動がSNSで大炎上となりました。
バッハ会長はなんの目的で銀ブラしたのか?再来日するバッハ会長の行動は?母国ドイツではどんな評判があるのかなどを大調査してみました。
そもそもバッハ会長が来日する必要があるのかという、根本的な問題にも触れています。
バッハ会長の存在や行動にモヤモヤしている方にはうってつけの内容になっていますので、最後までご覧いただければ幸いです。
バレバレの”銀ブラ”を敢行したバッハ会長は、銀座のどこへ行ったのか?
8月9日のバッハ会長の”銀ブラ”の目的は、あくまでも『散策』が目的だったということです。
”お買い物”や”お食事”などの情報は全く見当たりませんでした。
IOCのイベント出席のためという情報もありましたが、その詳細を確認できる証拠は見当たりませんでした。
本当にIOCイベント出席のためならそれは公式行事であって、スケジュールとして公になるはずです。
関係者数人との同行であること、通行人の記念撮影にも快く応じていることなどから、完全なお忍び観光というわけではなかったことは理解できます。
しかし、8月9日の”銀ブラ”はマスコミや組織委員会、丸川五輪相も知らない突然の出来事だったわけです。
バッハ会長は一体何のために来日したのか、根本的な動機が疑われても仕方がない出来事だったと言えるでしょう。
選手や関係者に対して厳しい外出制限を課していた状況で、IOCのトップであるバッハ会長が突然の”銀ブラ”をしていたのですから、当然のようにさまざまな批判の声があがってしまいました。
”銀ブラ”は7月27日にも行われていた。美術館から出てくるバッハ会長の画像と目撃証言が!
開会式4日後の7月27日の7時半過ぎに、京橋のアーティゾン美術館から出てくるバッハ会長が目撃者によって撮影されていました。

目撃者が証言する。
「開会式4日後の7月27日の夜7時半過ぎ、SPを引き連れ、銀座から500メートルほどの京橋にあるアーティゾン美術館から出てきたのです。近くにはパトカーや、五輪マークの車両が止まっていました」
文春オンラインより引用
アーティゾン美術館の場所
バッハ会長のアーティゾン美術館訪問は完全なお忍びだったようです。
オリンピック組織委員会の橋本聖子会長も「えっ!?聞いてない」と漏らしたそうです。
同時間帯には女子ソフトボール、柔道、競泳などの競技が行われていたにもかかわらず、バッハ会長がどういうつもりで美術館を訪れたのか、その神経が疑われます。
美術館には事前にバッハ会長からのアポがあったということなので、美術館訪問はバッハ会長にとっては予定通りの行動でした。
日本側の関係者に通達することなく”銀ブラ”を堪能していたということになりますね。
もはやこれは職権の乱用と言えるのではないでしょうか。
オリンピック選手村を無断外出した外国人選手に対し厳しい処分が下る
バッハ会長が日本側に通達することなく”銀ブラ”を楽しんでいた一方で、選手村をちょっとだけ無断外出した選手に対しては厳格な処分がなされました。
ジョージアの銀メダリスト2名に対する処分
ジョージアの柔道代表選手、66キロ級のバジャ・マルグベラシビリ選手と73キロ級ラシャ・シャフダトゥアシビリ選手の銀メダリスト2名は、観光目的で選手村を無断外出したとして、IDカード剥奪という厳しい処分になりました。
大会参加に必要なIDカードを剥奪されたのは、柔道男子でいずれも銀メダルを獲得したジョージアの選手2人です。
大会関係者によりますと、2人は試合に出場したあと、都内の選手村から無断で外出し東京タワーを観光したということで、新型コロナウイルスの感染対策をまとめた「プレーブック」に違反したということです。
NHK news web より引用
オーストラリアの男子ホッケー代表5人に対する処分
8月7日、オーストラリアの男子ホッケー代表の5人の選手が、ビールを購入するために選手村を抜け出していた事実が判明。
5人の選手は6日未明に約20分間無断外出し、ビール2ケースを買って選手村に戻ったとされています。
5人の選手に対し帰国直前まで隔離する”謹慎”処分がくだされました。
国際オリンピック委員会(IOC)は7日、東京オリンピック(五輪)に出場していたホッケー男子のオーストラリア代表選手が選手村を抜け出していたことを明らかにした。
選手は計5人。外出時間は6日未明の約20分間でビール2ケースを買って持ち込んだという。複数の国・地域の選手も関係していたり、コンビニに出入りしたりしていたとの現地報道もあるが、少なくともオーストラリアの責任者が違反を確認し、当該選手を処分。この日の帰国直前まで隔離する“謹慎”処分を科した。新型コロナ検査では陰性だったという。
日刊スポーツより引用
無断外出の選手には厳しい処分がくだされ、バッハ会長の”銀ブラ”は容認 丸川五輪相に対し批判の声が続出
丸川珠代五輪担当大臣(50)は8月10日、バッハ会長の銀ブラに対し、「不要不急であるかは本人が判断」などと発言し、国民から多くの不満の声がSNS上に寄せられました。
バッハ会長の”銀ブラ”容認発言を批判された丸川五輪相は、再来日に向けて厳しい姿勢をアピール
批判の矢面に立たされた丸川五輪相は20日、閣議後の定例会見で「仮に3日間の隔離を受けずに開会式に出席される場合は、入国後の行動範囲も厳しく制限させていただく」となどと発言しました。
丸川珠代五輪相(50)が20日、閣議後の会見で、24日の東京パラリンピック開会式に合わせ、来日を調整している国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長に対し「入国後の行動範囲は厳しく制限させていただく」と、“けん制”した。
「受け入れ先が組織委員会となっている。厳格な行動管理と定期的な検査をしていただきたいとお願いしているところです」とし、組織委員会にもバッハ氏の行動に目を配るようにクギを刺した。
日刊スポーツより引用
丸川五輪相の”二枚舌”な発言に対し、SNSで批判の声が上がる
バッハ会長の”銀ブラ”容認発言から一転、”ノーモア銀ブラ”を強調した丸川五輪相の姿勢に対し、追い打ちをかけるように批判の声が上がっています。
批判の声が止むことのない状況の中、バッハ会長が再来日しようとしています。
23日から26日の4日間の滞在であり、前回に比べてかなりの短期間となっています。
バッハ会長はこの状況の中で来日して、どんな行動をするのでしょうか?
バッハ会長 パラリンピックで再来日 今度はどこへ行こうとしているのか?
バッハ会長の再来日に対してSNS上では批判や皮肉の声が続出しています。
バッハ会長が再来日して、今度はどこへ行くのか注目が集まっています。
銀座以外の東京の街を”散策”するのでしょうか?
そんな憶測が飛び交う中、こんな声が上がっていました。
ノーベル平和賞狙いで被爆地を訪問するべきではない!
オリンピック期間帯在中の7月16日、バッハ会長は被爆地の広島の平和公園を訪問し、原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を見学しています。
また、同じ日にIOCのジョン・コーツ副会長は長崎市を訪問しました。
7月16日は国連で採択された「五輪休戦決議」がスタートする日でした。
「五輪休戦決議」とは、古代ギリシャではオリンピアの最中、戦争をしていた都市国家が休戦協定を結んだ故事にならったもの。五輪・パラリンピック期間に合わせて武力紛争を控えるよう呼びかける国連の決議だ。1994年のリレハンメル冬季五輪で初めて採択されて以降、恒例行事になった。東京大会では、開幕7日前の7月16日から、パラリンピック閉幕7日後の9月12日までが休戦期間中になる
JCAST会社ウォッチより引用
この「五輪休戦決議」開始日を狙うように被爆地を訪問したことで、ノーベル平和賞受賞のための布石であるという意見もあり、被爆地住民などのあいだで批判の声が上がりました。
また、バッハ会長が広島を訪問するにあたって発生する警備費用の負担を巡って、広島県と広島市は大会組織委員会に費用の負担を申し入れたものの拒否されたという事実が明らかになっています。
警備費の379万円は広島県と広島市が折半で負担しています。
この事実が報道されると、SNS上で拡散しまたもや批判の声が上がりました。
被爆地訪問、銀ブラなど、動くたびに批判されてきたバッハ会長。
スクープを求める週刊誌やテレビ局にとってはこのうえない人物であるとも言えましょう。
厳しい批判の声が渦巻いている状況の中、バッハ会長は再び来日しようとしています。
母国ドイツではどのような評判があるのでしょうか?
”ぼったくり男爵”と揶揄されるバッハ会長 母国ドイツでの評判はどうなのか?
バッハ会長はもともとはフェンシングの選手でした。
1976年のモントリオールオリンピックにおいて、フルーレ団体競技で金メダルを獲得しています。
かつてはドイツの”英雄”だったわけですが、近年では”やり手のビジネスマン”として有名になっていたようです。
近年の彼はスポーツマンとしてよりも、「やり手のビジネスマン」として有名です。引退後、弁護士となった彼は1991年にIOC委員に就任。現在は9代目会長として年間約3000万円の報酬を受け取るだけでなく、IOCが設立した財団の理事長や、子会社の社長も兼務し、それらの報酬は非公開とされています。
バッハ会長の「お金がらみ」の問題でドイツで最も話題となったのが、かつて彼が産業機械大手のシーメンスと結んだ顧問契約でした。彼は2000年からシーメンスの相談役を務めていましたが、同社から年間40万ユーロ(約5300万円)の顧問契約料のほかに「日当」として1日に5000ユーロ(約66万円)を得ていたことが明るみになったのです。
文春オンラインより引用
アメリカのワシントン・ポスト紙に”ぼったくり男爵”と揶揄されたバッハ会長ですが、母国ドイツにおいてもかつての英雄に対する評判は大変厳しいものであることが、SNSの投稿からも読み取れます。
バッハ会長 銀ブラでどこへ まとめ
23日に来日したバッハ会長に対して、日本側は厳しい外出制限をもとめていました。
どうやら今回は”銀ブラ”などの突発的な外出をすることなく25日の夜に帰途についたようです。
今回の調査の要点をまとめてみたいと思います。
- 8月9日の”銀ブラ”の目的は散策だった
- 7月27日にも”銀ブラ”をしていた。目的は美術館
- 無断外出した選手には厳しい措置をした
- 広島訪問時の警備費用の費用の負担を巡る問題があった
- 丸川五輪相はバッハ会長の銀ブラ容認発言で批判される
- 再来日予定のバッハ会長に対して厳しい監視体制がひかれる
- バッハ会長は母国ドイツでもお金に汚いビジネスマンと悪評名高い
- 8月23~26日の滞在では無断外出をしなかった
さすがのバッハ会長も今回の厳しい監視体制の中で”銀ブラ”を断念したという感じがしますね。
一般人には不人気なバッハ会長ですが、IOC内では厚い信頼を得ているようです。
2021年の3月に行われたIOCの総会で再選を果たし、その任期は2025年までに決定しています。
2022年の北京、2024年パリで開催されるオリンピックにもバッハ会長はその開催地を訪問すると思われます。
中国やフランスの国民がバッハ会長をどのようにみていてどんな反応をするのか、今から注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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